『乗り出し20万円で車が欲しい。でも、本当に大丈夫なのか品質が気になる・・・』
予算30万円までで激安中古車を探している方に向けて、中古軽自動車の選び方について解説します。
年式が古くて過走行の車両ってどうなの?
激安で販売されている車の殆どは『10年落ち+走行距離10万km越え』です。
年式が古くて走行距離も長い個体は査定価格がつかず、下取りでも買取でも5万円くらいがいいところです。そのため10万円程度で再販が可能になるのです。
タイミングベルトの交換有無を確認する
走行距離が10万kmを越えている中古車を買う時に注意したいことの一つが『タイミングベルトを交換しているかどうか』です。タイミングベルトが劣化して切れた場合、エンジンそのものが壊れてしまいます。
軽自動車のタイミングベルトの交換時期は7~8万kmですから、中古車屋で必ず確認しましょう。
修復歴がある車両はどう?
修復歴ありの車とは『フレーム(車の骨格部位)まで及ぶ損傷があった車』のことです。
修復歴車にも程度があります。
フレームに多少損傷が及んでいれば修復歴ありですから、車種によっては自宅の駐車場で軽くぶつけた場合でも修復歴ありとなってしまいます。
修復歴も軽ければ問題ありません。
でも、激安中古の場合は『絶対に避けなければならない修復歴あり』があります。それが、本来は廃車となるような重大事故を起こした車両です。
事故でグッチャグチャになっていても、修理業者の手に掛かればキレイに治ります。見た目はキレイでも、走り出すとすぐに問題が発生します。
「まっすぐ走って」「ハンドルをきれば曲がって」「ブレーキを踏めば停まる」。この3つがまともに出来ないんですね。
年式は新しいのに、なぜか10万20万で売られている場合は避けましょう。
おすすめはスタンダードタイプ
人気がある軽自動車はワゴンRのような背の高いハイトやスーパーハイトというジャンルです。アルトやミラのように車内空間が狭いスタンダードなタイプは人気が薄いために価格も安い傾向があります。
また、車両重量が軽いために走行距離が伸びても故障しにくく、消耗品の交換も安いです。
次のおすすめが商用車タイプ
商用車はとにかく頑丈です。構造がシンプルですし、消耗品の交換も安価にできることを大前提に設計されていますから、過走行や年式の古い個体でも比較的安心して乗ることができます。
15年落ち+10万kmくらいの個体はまだまだ沢山売られていますし、その程度なら十分に走ってくれます。
快適装備が一切ないというデメリットはありますが、だからこそ車両重量が軽くて長持ちするのです。(ミラバンやアルトバンなんてパワーウィンドウ(自動で窓を開ける装置)すらオプション扱いです。)
カスタム車やSUVは要注意
エアロパーツを装着していたり、スポーツ色の強いSUVやオープンカーは要注意です。
特にスポーツ色の強い車両は足回りやエンジン回りが酷使されている可能性があります。
スズキ・ジムニーなどは酷使される代表的な車種ですね。ジムニーは世界のどこにでも行けるような本格的なクロカンですが、それだけに趣味性が高く走行機能が酷使されまくっています。
エアロパーツを装着しているということは車両重量が重くなるわけですから、ボディ全体に負荷がかかっているはずです。
車両状態は前オーナー次第で大きく異なりますが、趣味性の高い車両は避けた方が無難です。
軽自動車を安く買える方法として現実的なのは『いまある車を高く売って購入予算の足しにすること』です。
購入時の値下げ交渉は難しいですが、今ある車を高く買ってくれる店を探すのは比較的簡単です。
ディーラーや中古車販売店の下取り価格はとても安い傾向がありますので、二束三文で下取りに出して損をする前に、車買取専門店に査定をしてもらってください。
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