初代アルトは1979年に47万円という低価格でデビューし、空前の大ヒットを飛ばしました。ワゴンRが登場するまではスズキの最多販売車種であり、今でも根強い人気を誇ります。
車名のアルトの由来は、イタリア語で「(~に)秀でた」または「(~に)優れた」という意味から。
ダイハツ・ミラとは長年のライバルであり今も競合車種です。
現行モデルは2014年発売の8代目アルト
全長 | 全幅 | 全高 | JC08モード燃費 |
---|---|---|---|
3395mm | 1475mm | 1500mm | 25.2~37.0km/L |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2040mm | 1255mm | 1215mm | 4.2m |
新車価格帯 | 中古車価格帯 | ||
84.7~124.5万円 | 6.8万円~138 万円 >>中古車を探す |
初代アルトの登場から35年となる2014年に、8代目アルトが誕生しました。ハイブリッドカー並みの低燃費を実現し、低速時の衝突回避を支援する機能(レーダーブレーキサポート)が採用されました。
車両重量が700kgを切ったことで、ノーマルエンジンでも動力性能に不満は感じにくくなっています。重心を低く抑えていますからカーブを走るときでも安定感があります。
アルトの安全性能
レーダーブレーキサポート
8代目アルトで最大の進化がレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)です。
約5km/h~約30km/hの低速走行中、レーザーレーダーが衝突を回避できないと判断した場合に、自動ブレーキが作動して追突などの危険を回避したり、衝突被害を軽減します。
Xグレードに標準装備。S、L、F 5AGS車にはメーカーオプション設定されています。レーザーレーダーがワイパー作動域にあるため、雨天時にも作動します。原則として歩行者や二輪車は検知しません。
誤発進抑制機能
停車または約10km/h以下での徐行中に、レーザーレーダーが前方の障害物を検知すると、エンジン出力を自動制御して急発進・急加速を抑制します。
エマージェンシーストップシグナル
走行中に急ブレーキをかけると、ハザードランプが自動で高速点滅。後続車に急ブレーキを知らせ、注意を促します。急ブレーキを検知した際の車速が約55km/h以上の場合に作動します。
車両走行安定補助システムやヒルホールドコントロール(坂道発進時にブレーキからアクセルに踏み替える瞬間にクルマの後退を抑える機能)も搭載されています。
アルトの長所&短所
- 軽自動車最高峰の低燃費37km/l
- 低速時の衝突回避システムを採用
- 車重が軽いので発進時が快適
- 後席は窮屈
- 燃費重視のタイヤを装着していて乗り心地が硬め
日常的に3名以上乗車するファミリーカーには向きませんが、2名乗車なら問題ありません。
アルトの中古車購入ガイド
先代となる7代目アルトには低燃費仕様の派生モデル『アルトエコ』がありました。マイナーチェンジを経て35.0km/Lという低燃費ですから、燃費重視で中古車を探す方には非常にお勧めです。
上級グレードにはキーレスプッシュスタートシステムやイモビライザーが搭載されています。
もともと低価格を重視していますから、安全装備の充実などを考えると割安な車です。
軽自動車を安く買える方法として現実的なのは『いまある車を高く売って購入予算の足しにすること』です。
購入時の値下げ交渉は難しいですが、今ある車を高く買ってくれる店を探すのは比較的簡単です。
ディーラーや中古車販売店の下取り価格はとても安い傾向がありますので、二束三文で下取りに出して損をする前に、車買取専門店に査定をしてもらってください。
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